乾燥肌といえば、顔や手の乾燥が真っ先に思い浮かびますが、実はかかとの状態が健康の指標になることをご存知ですか?
かかとの乾燥は、個人差はあるものの、全身の肌の健康状態を反映していることが多いです。見過ごされがちな部位だからこそ、特に注意が必要です。今回は、かかとの乾燥が示す肌のサインと、その対処法について、整体院としてお伝えします。
かかとの乾燥が身体に及ぼす影響
※「かかとの乾燥が悪化した場合に影響を与える可能性があるかも知れない」程度の理解で十分です。
歩行時の衝撃吸収能力の低下
乾燥によってかかとの皮膚が硬化すると、歩行時の衝撃を十分に吸収できなくなることがあります。その結果、足裏の筋肉や関節に負担がかかることも。階段の昇り降りでかかとに違和感を感じる場合は、かかとのケアが必要かもしれません。
血行不良
かかとの皮膚が硬くなることで血流が悪くなり、冷え性やむくみ、疲労感が増す可能性があります。夕方・夜に足の疲れを感じる場合は、かかとの状態を見直してみてください。
足の筋肉の硬直
かかとの皮膚が硬くなると足の筋肉も硬直しやすくなり、足の動きが制限されることがあります。足の裏やふくらはぎに違和感を感じたら、ケアを検討しましょう。
このように重要な部位である「かかと」ですが、ケアの際には軽石やタオルでゴシゴシと強くこすりすぎないよう注意が必要です。優しくケアすることで、改善が期待できます。
かかとのケア方法
かかとのケアは、顔のスキンケアと同じくらい大切です。顔と同様に、かかともしっかりとケアしましょう!
具体的には
・泡で優しく洗う
かかとを洗う際は、水(湯)で湿らせ、しっかり泡立てた石けんを使い、優しくマッサージするように洗いましょう。ゴシゴシこする必要はありません。
・寝る前の保湿
かかとも顔と同じように繊細な部分です。洗顔後のように、保湿をしっかり行いましょう。グリセリンやホホバオイルなどを追加することで、保湿効果がさらに高まります。
最初のかかとの状態と比較し、体質が変化し始める3ケ月を目安に様子を見ながら、必要に応じて他のケア方法を試してみてくださいね。