「痛くないんですが…」そんな方からご相談をいただいた施術事例

「わたし自身は、特に強い痛みはないんですが…整体を受けても大丈夫なんでしょうか?」
現役の看護師さんから、こんなご相談をいただきました。

きっかけは、慢性腰痛だったご主人の変化でした。
以前は、仕事終わりになると腰に手を当ててしんどそうにしていたそうですが、最近その様子が減ってきた。顔色もよくなってきた。

痛みはないけど整体を受けてみたいと感じる女性|機嫌よく出勤するご主人を見送る朝のイラスト

このような変化を近くで見ていて、
自分はまだ困るほどではないけど、今のうちに体を見てもらった方がいいのかな…
と感じられたそうです。

実際にお話をうかがうと、夜勤やデスクワークもあり、夕方になると肩が重い感じがある。呼吸が浅い気がする。疲れているのに眠りが浅い感じもある。

ただ、日常生活はなんとかこなせる。
だから「まだ整体へ行くほどではない」と思っておられました。


なぜ来院されたのか?

ご主人が腰痛で通われていたこともあり、整体そのものには抵抗はなかったそうです。

ただ、ご本人としては、
「痛みがないのに整体へ行くのは大げさじゃないかな…」
という気持ちがあったとのこと。

実際、慢性的な肩こりや首の緊張、自律神経の乱れのような不調はあっても、強い痛みとして出ていない方は少なくありません

特に看護師さんのように、常に周囲へ気を配る仕事をされている方は、無意識に力が入り続けているケースもあります。


実際にお話をうかがうと

最初にお伝えしたのは、

痛みがあるかどうかと、体の調子の良し悪しは、必ずしも一致しないんですよ

ということでした。

痛みが強く出ている状態は、すでに炎症や負担が積み重なっている場合もあり、回復まで時間がかかることがあります。

一方で、今回のように「まだ強い症状になっていない段階」で体を整えていくと、比較的少ない負担で変化しやすいこともあります。

実際、当院でも、
「不調が強くなる前にコンディション確認として通われる方」
は少なくありません。


当院の見立て

実際に全身のつながりを確認していくと、痛みはないものの、いくつか気になる反応がありました。

まず、肩の動きに左右差があり、右肩には四十肩の前段階のような制限が見られました。

ご本人は、
普通に動いてると思ってました
と驚かれていましたが、検査すると、腕を上げる途中で肩まわりに強い緊張が出ていました。

また、健康診断の聴力検査では異常なしとのことでしたが、耳まわりの反応に左右差があり、音の感じ方にもご本人が気づく違いがありました。

さらに、肘を伸ばしている時は問題ないのに、曲げた瞬間に手首の緊張が強くなる状態もありました。

これは、デスクワーク中に無意識で手や指へ負担をかけ続けている方にもよく見られる反応です。


なぜ肩や呼吸へ負担が続いていたのか?

今回、特に印象的だったのは、肩だけの問題ではなかったことです。

右肩を詳しく見ていくと、肩関節だけで腕を上げようとしている状態になっていました。

本来であれば、
・背骨
・肋骨
・呼吸
・手首や指

なども連動して動きます。

しかし、上半身全体が固まっていたことで、肩だけが頑張って動いている状態になっていました。

そのため、
「夕方になると肩が重い」
「呼吸が浅い」
「疲れが抜けにくい」

といった、自律神経とも関係しやすい状態につながっていた可能性があります。


肩や呼吸が楽になってきた変化

施術後は、背骨や肋骨まわりが動きやすくなり、

呼吸って、こんなに楽だったんですね…

と話されていました。

また、左腕も「スーッと上がる感じがある」と変化を実感。

最初は気づいていなかった手首の動きも、

動いてるつもりだったけど、たしかに硬かったですね

と、ご自身でも違いを感じられていました。

ただ、今回の右肩の制限や、自律神経の影響が関係する緊張は、一回ですべて整うものではありません。

そのため次回のご予約もいただき、自宅では今回整えた全身のバランスを維持しやすくするセルフケアをお伝えしました。


当院の整体がお役に立ちやすい方

・痛みは強くないけど、最近疲れが抜けにくい
・仕事終わりになると肩や首がガチガチになる
・湿布を貼るほどではないけど、ずっと重だるい
・呼吸が浅い感じや、眠りの浅さがある
・四十肩になる前に体を整えたい
・自律神経の乱れが気になっている
・「まだ大丈夫」と思いながら無理を続けている

このような方は、体の負担が大きくなる前のタイミングで整体が役立つ場合があります。


医療機関の確認をおすすめする場合

肩や腕の症状でも、

・強いしびれ
・急激な筋力低下
・安静時でも強い痛みが続く
・発熱や強い炎症反応
・めまいが急激に悪化する

などがある場合は、まず医療機関での検査をおすすめしています。

当院でも、状態を確認しながら必要に応じて医療機関の受診をお願いすることがあります。


不調を繰り返さないための取り組み

今回のように、まだ痛みとして出ていない段階でも、体には小さな制限が積み重なっていることがあります。

特に、呼吸の浅さや首・肩の緊張、自律神経の乱れは、自分では気づきにくいことも少なくありません。

「痛くなってから」ではなく、
「まだ動けているうち」に整えていくことで、結果的に日常生活が楽になる方も多くおられます。

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Q&A よくあるご質問

Q. 四十肩のような強い痛みが出る前でも、肩の制限は分かるものですか?

A.

はい、整体の検査をすると、「自分では普通に動いているつもりだったけど、実際は制限があった」というケースは少なくありません。今回の方も、最初は肩や手首の制限に気づいておられませんでした。

Q. 痛みはないけど、夕方になると肩が重くて呼吸が浅い感じがある状態でも整体へ行く人はいますか?

A.

肩こりや自律神経の不調で整体へ来られる方の中には、「強い痛みはないけど、ずっと疲れが抜けない」という状態で来院される方もおられます。

特に、仕事中ずっと気を張っている方や、デスクワーク・看護職の方は、無意識に肩や首へ力が入り続けていることがあります。

「まだ大丈夫と思っていたけど、体を見てもらったら呼吸が浅かった」
と気づかれるケースも少なくありません。

Q. 四十肩って、腕が上がらなくなる前から整体へ相談する人もいますか?

A.

四十肩の整体では、実際に腕が上がらなくなる前の違和感段階で相談される方もいます。

「最近、服を着る時に肩が引っかかる」
「髪を結ぶ時だけ動かしにくい」

など、小さな変化から始まることもあります。

今回の方も、最初はご自身で制限に気づいておられませんでしたが、検査すると肩だけで動かしている状態が見られました。

Q. デスクワークで手首や指が疲れやすい状態でも、肩や首と関係することはありますか?

A.

肩こりや四十肩の整体では、手首や指の負担が関係しているケースもあります。

長時間のパソコン作業やスマホ操作が続くと、無意識に手へ力が入り、そこから腕・肩・首まで緊張がつながる方もおられます。

「肩だけ揉んでも戻る感じがある」
という方ほど、全身のつながりを確認していくことがあります。

Q. 自律神経が乱れている気がするけど、病院では異常なしと言われた状態でも相談できますか?

A.

自律神経の不調で整体へ来られる方の中には、検査では異常なしと言われている方も多くおられます。

もちろん医療機関での確認が必要なケースもありますが、

・呼吸が浅い
・首や背中が常に張っている
・眠りが浅い
・不安感が抜けない

など、体の緊張が続いている方も少なくありません。

実際には、背骨や肋骨まわりの動きが変わることで、呼吸のしやすさを実感される方もおられます。