やっと1人になれたのに疲れてしまう?
「やっと1人になれた…」
そう思ったはずなのに、体がどっと重たくなること、ありませんか?

本当はゆっくりしたいのに、なぜか疲れが一気に押し寄せてくる。
家事や仕事、人とのやりとりから解放されたはずなのに、
元気になるどころか、どんよりしてしまう。
その理由は、あなたの体や神経が “気を張り続けていた反動” を感じているからかもしれません。
人と一緒にいるときの無意識の緊張
人と一緒にいるとき、私たちは無意識に
「ちゃんとしよう」
「気をつかおう」
「場を壊さないようにしよう」
と、体にも心にも力を入れてしまいがちです。
特に、周囲に気を遣いすぎたり、人に迷惑をかけたくないタイプの方は、
「1人の時間」はようやくスイッチを切れる瞬間なのです。
→ 気候と気持ちは連動している?雨の日の体調のヒント
外的な環境や気候の変化も、体の重たさや自律神経の乱れに影響することがあります。
あわせて参考にしてみてくださいね。
反動で“重たさ”が出るのは自然なこと
でも、そこで一気にスイッチを切ってしまうと、
体のバランスを取っていた自律神経が急にゆるみ、
その反動で“どっと疲労”や“無気力”が表に出てくることがあります。
つまり、1人になったときに感じる重さは、
ようやく安心できた証でもあるんです。
だからといって、
「そんな自分はダメだ」
「休んでも疲れるなんておかしい」
と責める必要はまったくありません。
気づくことが回復の第一歩
むしろ、
「ああ、自分ってずっと気を張ってたんだな」
と気づけることが、回復の第一歩になります。
たとえば…
・ゆっくり深呼吸して「疲れてもいいよ」と心でつぶやく
・静かな音楽をかけて温かい飲み物を飲む
・頭や背中をやさしくなでて「安心していいよ」と体に伝える
特に当院では、こうした小さなケアが、後になって大きく変化をもたらす方が多くいらっしゃいます。体の芯から力を抜いてくれるので睡眠の質も上がります。
自分をやさしく包み込む習慣を
自分に許可を出すことは、想像以上に癒しの力があります。
だれかに認めてもらう前に、自分で自分をやさしく包み込む。
この積み重ねが、体と心の安心感を育ててくれます。
「1人の時間にどっと重くなる」
それは、弱さではなく “がんばりの証” です。
だからこそ、その重たさごと、やさしく大切にしてあげてください。