この記事のまとめ
マウスピースが半年ほどで穴が開くほどの食いしばりや、噛みしめがあり、首こりや肩こり、息苦しさに悩んでいた30代女性の施術事例です。
顎関節周りの強い緊張と全身の力みが負担につながっていました。
施術とセルフケアを続ける中で日中の噛み締めが減り、現在は不調がほとんど気にならない状態まで改善しています。
マウスピースだけでは変化を感じにくく、整体を検討している方にも参考になる内容です。
Q&A よくあるご質問
Q. マウスピースを作り直してもすぐ傷んでしまう方はいますか?
A.
はい。整体へ来られる方の中にも、強い食いしばりや噛み締めによってマウスピースが短期間で傷んでしまう方はいらっしゃいます。
寝ている時だけでなく、仕事中や家事中など、日中の無意識な力みが続いている場合も少なくありません。
Q. 首こりや肩こりと顎の緊張は関係ありますか?
A.
はい。整体の現場でも、顎周りの緊張が強い方ほど首や肩へ負担が集中していることがあります。
顎を守ろうとする反応が続くことで、首周りがコルセットを巻いたように固くなる方もいらっしゃいます。
Q. 四十肩のような症状も噛み締めと関係することがありますか?
A.
はい。整体では肩だけでなく体全体の緊張状態も確認します。
肩そのものだけでなく、長期間の力みが影響して腕の動きに制限が出る場合もあります。
Q. 自分では緊張している自覚がないのですが相談できますか?
A.
はい。整体へ来られる方の中には、自分では普通だと思っていても体がかなり緊張している方がいます。
まずは体の反応を一緒に確認しながら、自覚するところから始めていきます。

なぜ来院されたのか?
腰痛が続いていたため来院されました。
ただ、お話をうかがうと首こりや肩こりも長く続いており、最近では肩を動かした時の違和感も気になっていたそうです。
食いしばりや嚙み締めについては以前から自覚があり、歯科で作ったマウスピースも半年ほどで傷んでしまう状態でした。食いしばりや噛み締めの影響で顔周りの負担も気になっており、このままではほうれい線が深くなるのではないかという不安もあったそうです。
来院のきっかけは、お母様やお姉様が当院へ通われていたことでした。
ご家族から、
「頭痛やめまいが無くなって体が楽になったよ」
と聞いていたそうです。
噛み締めは仕方ないものだと思っていたものの、「私も一度相談してみようかな」と来院されました。
実際にお話をうかがうと
今年の1月頃は、お子さんの学校関係の出来事も重なり、かなり気を張る日々が続いていたそうです。首や肩がつらいだけでなく、息苦しさを感じることもあり、休んでいるつもりでも力が抜けない状態でした。
また、
「噛み締めはマウスピースで付き合うしかないと思っていました」
と話されていました。マウスピースで歯は守れていても、顎や首、肩の負担までは仕方ないと思われていたのです。
一方で、
「力を抜いているつもりなんですけどね」
と笑いながら話される場面もありました。実際にはかなり強い緊張状態だったため、ご本人との感覚の差が印象的でした。
当院の見立て
検査をすると、顎関節周りの緊張が非常に強く、動かした時にはガクッと外れるような不自然な動きも見られました。
首周りもコルセットを巻いているように硬く、首や肩だけでなく全身へ力が入り続けている状態です。
そのため今回は、腰や肩だけでなく顎関節を含めた体全体の緊張を見直していく方針にしました。
なぜ首こりや肩こりへ負担が続いていたのか?
この方の場合、長年続いていた噛み締めの負担が顎だけでなく、首や肩、背中、呼吸へも広がっていたと考えています。
施術を進める中でも、腰痛が楽になると肩が気になる。肩が楽になると息苦しさが気になる。そんな状態が続き、4月頃には腕を上げた時にカクッと引っかかるような動きも見られました。
一見すると不調が増えているようにも感じますが、初回にお伝えしていた
「特に緊張が強い方は、体が落ち着こうとするときに今まで感じなかった痛みを感じることがあります」
という状態だったようです。
首こりや肩こりが楽になってきた変化
月に一度くらいのペースで施術を続けながら、自宅でできるセルフ整体もお伝えしました。まずは顎へ力が入っていることに気づくことからのスタートです。
ただ、順調なことばかりではありませんでした。冬場にはぎっくり腰も重なり、顎周りや首肩背中の緊張が強くなる時期もありました。
それでも少しずつ体が落ち着いてくる中で、
「こういうことか」
と納得された場面がありました。
現在では首のコルセットのような硬さも改善し、日中の噛み締めもかなり減っています。ごきげんで嵐のコンサートを満喫できるまで回復されたことが印象に残っています。
当院の整体がお役に立ちやすい方
・マウスピースがすぐ傷む
・首や肩へ力が入りやすい
・息苦しさや呼吸の浅さが気になる
・四十肩のような違和感が出始めている
・自律神経の乱れが気になっている
・緊張しやすいのに自覚が少ない
こうした方は、痛い場所だけでなく体全体のつながりを確認することで変化のきっかけが見つかることがあります。
医療機関の確認をおすすめする場合
・顎が大きく外れる
・強い開口障害がある
・顔面のしびれがある
・発熱や炎症を伴う
・急激な肩の可動域低下がある
このような場合は医療機関での確認をおすすめしています。
当院でも必要に応じて受診を優先していただいています。
食いしばりはどれくらいで良くなるの?
食いしばりや噛み締めは痛みの強さではなく、
口を自然に閉じていられるか
首が楽に回るか
肩の力が抜けるか
日中に噛み締めへ気づけるか
といった動作の変化を目安にしています。
この方の場合も、まずは顎の緊張へ気づくことから始まりました。
日中の力みが減り、首や肩の動きが楽になり、好きなコンサートへ気持ちよく出かけられる状態を目標に進めていきました。
不調を繰り返さないための取り組み
この症例では、無意識の食いしばりや噛み締めと首肩の力みが負担として積み重なっていました。
当院では顎だけでなく、呼吸や体全体のつながりから状態を確認しています。
日中の噛み締めや肩の力みに気づくことが、改善への第一歩になると考えています。
よければこちらも参考にしてみてくださいね。
→ 肩こりと頭痛は関係ありますか?

→ 四十肩で腕が上がらなかった施術事例

→ 首が回らない時、接骨院と整体。どちらに相談したらいいですか?

→ 腰痛が楽になると次は肩が気になる

