季節は夏。強い日差しと湿気、そして冷房との温度差…。
気候の変化に体がついていかず、なんとなくだるさを感じる方も増えてきています。
そんな今の時期だからこそ、以前読んだ一冊の本がふと頭に浮かびました。

京田辺市の上村崇(うえむら・たかし)市長も広報で紹介されていた「石塚左玄(いしづか・さげん)」という方の本です。
じつは、今でいうマクロビオティックのルーツとなる考え方が、日本で120年も前にすでに体系化されていたんですね。
その中で印象に残ったのが、季節ごとの“味”と“体の整え方”についての内容でした。
たとえば…
- 春:苦味(体の中にたまったものを外へ出す)
- 夏:酸味(汗とともにミネラルが出るので補う)
- 秋:辛味(冷たい空気に備え、気の巡りをよくする)
- 冬:油分(体を内側から温める)
こんなふうに、その季節に必要な食の刺激があるというのは、とても興味深いですね。
また、食材の選び方についてもユニークで、
「近くて遠いものを食べる」という言葉が紹介されていました。
これはつまり、地元の旬の野菜を中心にしつつ、遺伝的に離れた動物性たんぱく(魚など)を適度に取り入れるという意味だそうです。
シンプルだけど、納得のいく視点でした。
こうした食べ方の工夫は、整体の現場でもとても大切な視点だと感じます。
体を整えるとき、“何を食べているか”と“どう過ごしているか”は切り離せません。
そして季節によって、現れやすい不調にも違いがあります。
とくに肩こり・腰痛・ひざ痛・更年期障害・自律神経の乱れなどは、季節の変わり目に悪化しやすい症状の代表です。
つらくなる前に体を整えておくことで、季節の変化にもゆるがない体づくりができます。
という内容の記事で、
不調予防は「痛みが出る前の整体」から。
https://kyotanabeseitai.com/itai-nakutemo-seitai-20250527/
こちらも参考にしてみてください。
春に出やすい不調
・頭が重たく感じる
・気分が安定しない(浮き沈みがある)
・目がかすむ、疲れやすい
・イライラしやすくなる
・胃の調子が崩れやすい
・花粉症のようなアレルギー反応が強まる
夏に出やすい不調
・だるさが抜けにくい
・寝つきが悪い、途中で目が覚める
・食欲がわかない
・足が重たく感じる
・めまいやふらつきがある
・冷房による首や肩のこわばり
秋に出やすい不調
・のどがつまる感じがある
・呼吸が浅く、息苦しさを感じる
・朝の体の動きが鈍い
・皮膚が乾燥しやすい
・感情が内にこもりやすい
・お腹を壊しやすくなる
冬に出やすい不調
・手足の冷えがつらい
・関節がこわばる(特にひざや腰)
・トイレが近くなる
・気力が出にくくなる
・肩や背中に重さを感じる
・朝起きるのがつらくなる
こうした“体の季節反応”に気づくことは、整体での調整だけでなく、
ふだんの食事や暮らしの過ごし方を見直すきっかけにもなります。
季節の変化に、体がうまく順応していけるように。
食事の選び方と体の整え方の両方からアプローチしてみると、
きっと日々の調子が変わってくるはずです。
日々の暮らしの中で、「ちょっと意識してみようかな」と思っていただけたらうれしいです。
この記事は、京田辺市の整体院「京田辺セルフコントロールサポート整体院」が、
“頭の整体(頭から全身のバランスを整えるやさしい施術)”によって自律神経のバランスを整え、心と体のごきげんな毎日をサポートするヒントとしてお届けしています。
京田辺市の松井山手エリアや、綴喜郡井手町・相楽郡精華町・木津川市からもご来院いただいています。
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