「肩こりは筋肉がこっているから」
そう思っている方、多いのではないでしょうか。
たしかに、筋肉が硬くなって血流が悪くなることで、こりや重さが出てくるのは事実。
でも実は、それだけでは説明しきれないケースがとても多いのです。
今回は、「筋肉」だけでは説明できない肩こりの本当の原因について、
整体の視点からお話ししていきます。

筋肉だけが原因なら、ほぐせば治るはず
整体をしていると、こんなご相談をよくいただきます。
「マッサージに行っても、すぐ戻るんです」
「ストレッチをしても、スッキリしない気がして…」
もし本当に筋肉だけが原因なら、ほぐせばスッと楽になり、そのまま快調が続くはず。
でも実際には、一時的に軽くなってもまたすぐ戻ってしまう。
そんな方がとても多いのです。
つまり、こりを引き起こしている“もっと深い原因”が、他のところにあるということなんですね。
「力のかかり方」のズレが問題に
わたしたちの体は、頭の重さを支えたり、腕を動かしたりと、
日々いろんな動きをしています。
そのなかで、肩にばかり負担が集中してしまう姿勢や動き方をしていると、
筋肉をほぐしても、すぐまたこってしまうのです。
たとえば…
・骨盤が前に傾いて、猫背気味になっている
・腕を上げるとき、背中が一緒に動いていない
・呼吸が浅くて、胸やお腹が広がらない
こういったクセがあると、筋肉だけでなく、体全体の力のバランスが崩れてしまいます。
肩が“がんばらされている”状態かも
肩こりを感じている場所以外にも、さまざまな原因が重なったことで、肩が本当の原因とは限らない。
これがわたしが日頃から感じていることです。
たとえば、股関節や骨盤がうまく働かず、
肩が代わりにがんばって動いているケース。
あるいは、目や耳から入る情報が多すぎて、
無意識に肩に力が入っているケース。
こうした「がんばらされている状態」では、
どれだけ筋肉をゆるめても、またすぐに元に戻ってしまうのです。
本当のゴールは“ゆるむ”ではなく“使えるようになる”こと
当院の整体では、筋肉をゆるめるだけでなく、
「どうやって使える状態に戻すか」を大切にしています。
肩そのものだけでなく、肋骨・背中・骨盤・足まで含めて、
体全体のつながりを整えること。
その結果として、肩ががんばらなくてもいい状態がつくれていくのです。
肩こりの症状については、こちらの専用ページにもくわしくまとめています。
▶︎ 肩こりページはこちら
まとめ
「肩こり=筋肉のこり」
そう思っている方にこそ、“体の使い方”や“姿勢のクセ”を見直す視点が大切です。
筋肉をゆるめるだけでは、根本的な解決にはなりません。
でも、体全体のバランスが整えば、肩に負担がかかりにくくなり、自然とこりにくくなっていきます。
次回は、呼吸が浅いと、肩がこりやすいのはなぜ?
というテーマでお伝えします。ぜひご覧ください。
この記事は、京田辺市の整体院「京田辺セルフコントロールサポート整体院」が、
“頭の整体(頭から全身のバランスを整えるやさしい施術)”によって自律神経のバランスを整え、心と体のごきげんな毎日をサポートするヒントとしてお届けしています。
京田辺市の松井山手エリアや、綴喜郡井手町・相楽郡精華町・木津川市からもご来院いただいています。
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