保険が使えるから“お得”?見えにくい、もうひとつの負担

「え?こんなに安いの?」
接骨院などで診察が数百円だと、ちょっと得した気分になる方も多いと思います。

たしかに、健康保険が使える場面では、自己負担は3割。
実際に支払うのは数百円〜1,000円ほどです。

 

でもちょっとだけ、立ち止まって考えてみませんか。

その“残りの7割”って、誰が支えているんでしょう?。

経済的負担を国民がカバー

 

答えは――
わたしたち自身が毎月払っている保険料と、税金

つまり、「国が負担してくれている」のではなく、
社会全体で支え合って成り立っている仕組みなのです。

 

最近は、整体や接骨院の料金も、
スーパーのじゃがいもや納豆のように「どっちが安いか」で比べられがちです。

でも考えてみると――

健康保険制度も、わたしたちの体も、「特売品」とは違います。

値段の数字だけで比べるのが難しい世界なんです。

本当に必要なもの、丁寧に整えていくものは、
「安い・高い」だけでは語れない部分がある。

そんな感覚が少しでも広がったらいいなと思っています。

 

たとえば…

  • 自己負担1,000円の場合、実際の医療費は約3,300円
  • 自己負担だけで見ると少額でも、残りの7割は保険(保険料+税金)から支払われています

 

週2〜3回通うと、月に8〜12回。
自己負担だけで8,000〜12,000円。
でも実際には、26,400〜39,600円ほどの医療費がかかっている計算になります。

つまり、見えている金額(1,000円×回数)よりも、
その2.5〜3倍の金額が、社会全体の負担として使われているということ。

 

そう考えると、
「必要なときにしっかり受けて、結果的に整体の方が経済的だった」という方が
おられるのも、納得できる話かもしれません。

  

とはいえ、「じゃあ整体って、なんのためにあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

 → そもそも、整体ってなんのためにあるの?

 「治す」だけじゃない、整体の本来の役割について、
  少し違った角度からやさしくお話ししています。

 

もちろん、保険が使える施術にはルールがあります。
接骨院なら、急性の捻挫・打撲・挫傷などに限られています。

けれど現実には――

  • 安いから気軽に通って、途中でやめてしまう
  • 本当に必要な施術かどうかを考えずに、惰性で続けてしまう

そんなケースも少なくありません。

 

これは誰かを責めたいわけではありません。
でも、制度を支えているのも、またわたしたち自身。

必要なときに、しっかり使う」という意識が、
これからはますます大切になってくると思うのです。

 

わたし自身も、ほとんど医療機関にはかかりませんが、
保険料は毎月しっかり支払っています。

だからこそ、「誰かが支えてくれている」のではなく、
「自分も支えている一人なんだ」と実感することが、
制度を丁寧に使う姿勢につながるのではないか
と感じています。

 

整体の料金が高く見えるのは、
「自費=全額自分が払っている」とはっきりわかるから。

一方で、保険診療は「安く見える」けれど、
実際には多くの人の負担の上に成り立っているということを、
少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

 

健康って、失ってから気づくものだからこそ――
ふだんの暮らしの中で、小さな“気づき”を持つことが、
ほんとうに大事だと思っています。


――京田辺市で自律神経や慢性的な不調にお悩みの方へ――
当院では、保険に頼らず「根本から整える」整体を行っています。
ひとりひとりの体と丁寧に向き合う施術を大切にしています。


 

この記事は、京田辺市の整体院「京田辺セルフコントロールサポート整体院」が、
“頭の整体(頭から全身のバランスを整えるやさしい施術)”によって自律神経のバランスを整え、心と体のごきげんな毎日をサポートするヒントとしてお届けしています。

京田辺市の松井山手エリアや、綴喜郡井手町・相楽郡精華町・木津川市からもご来院いただいています。

 
●公式HPはこちらです → https://kyotanabeseitai.com

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