おなかと腸を整える小さな習慣

こんにちは。バランス調整の匠、京田辺セルフコントロールサポート整体院です。

こんなことご存じですか？
　・腸の面積はテニスコート1面分
　・腸は免疫の70％を支配している
　・脳がなく、腸がある生き物がいる
　・腸と脳はつながっている
　・脳は「第二の腸」と呼ばれる
　・受精して最初にできるのは「腸」

脳が全ての指令塔と思われがちですが、実は進化の過程で必要となったのが脳で、実は「腸は脳よりも先に発達した器官」なんですね。

今回は、そんな最も歴史ある、おなかと自律神経の関係を見ていきましょう！

なぜ？おなかを下したり、痛くなるの？

日々の施術を通じて、多くの方が胃腸の不調に悩まれていることを実感しています。特に40代・50代の女性は、こんな状況に心当たりがありませんか？

・家庭や仕事、家族のケアをこなす毎日
・一息つく間もなく、次から次へとやるべきことが山積み
・自分のことを後回しにしがち…　など

これらのプレッシャーの中で、緊張やストレスがたまりやすい環境にいることが少なくありません。

まるで「アクセルを踏みっぱなし」の状態。
こうした状況を例えるなら、ブレーキが効かない車で走り続けている状態です。アクセルを踏み続ければ、体のバランスはどんどん崩れ、胃腸にも大きな負担がかかってしまいます。

緊張やストレスが限界を超えると、「おなかを下す」「突然の腹痛に悩まされる」といった症状が出てしまうのです。

今回は、なぜストレスが胃腸に影響を与えるのか、そして胃腸をケアする方法についてお伝えします！ぜひ続きを読んでみてくださいね。

わたし達の体を無意識のうちにコントロールしている「自律神経」には、2つのタイプがあります。

交感神経：「戦闘モード」とも呼ばれ、ストレスや緊張時に優位になります。この状態では、消化機能が抑えられます。

副交感神経：「回復モード」として、リラックスしたときに働きます。体のメンテナンスや消化機能がスムーズになります。

交感神経が優位になると…
消化酵素の分泌が低下し、腸内でガスがたまりやすくなったり、不快感を感じることがあります。また、消化不良が続くと、便秘や腹痛の原因にもなります。

ストレス後に副交感神経が過剰反応すると…
リラックスした後に腸が急激に動き出し、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

※ストレスは、自律神経のバランスを乱す大きな原因です。その結果、胃腸の働きにも影響を与え、さまざまな不調を引き起こします。

ストレスが原因で自律神経が乱れてしまうと、胃や腸にも大きな影響が出ます。でも、毎日の生活に少しの工夫を取り入れるだけで、自律神経を整え、胃や腸への負担を軽減することができます。

最初の一口をゆっくり噛む
・目安は30回以上噛むこと！
よく噛むことで唾液がたくさん出て、消化酵素がしっかり働きます。
また、脳に「消化の準備をしてね」と合図を送ることで、胃腸がスムーズに動き始めます。
　
温かい飲み物を食事前に飲む
・おすすめは温かいスープや白湯
少量の温かい飲み物を食事の前に飲むと、胃腸がリラックスしやすくなります。
一方で冷たい飲み物は胃腸を冷やしてしまうので、なるべく控えましょう。
　
リラックスできる環境で食事をする
・スマホを見ながらはNG！
静かで落ち着いた場所で食事をすることで、副交感神経が優位になりやすくなります。一人の時も、ゆっくりと食事に集中する時間を作るだけでリラックス効果が得られます。

※すべてを一気に始めるのは難しいかもしれません。まずは「最初の一口をゆっくり噛む」ことから始めてみましょう。少しずつ続けることで、胃腸が整い、毎日がもっと快適になります。小さな習慣からスタートです！

自律神経の症状が現れると、回復には時間と施術の回数が必要になります。症状が出ていない段階でも、定期的なメンテナンスで心身のバランスを整えることが大切です。

特に、以下のような環境や生活の変化がある時期は、自律神経が乱れやすいのでおすすめのタイミングです。

・旅行の後
長時間の移動や生活リズムの乱れが影響します。

・春や秋など季節の変わり目
気温や気圧の変化が体調に影響を与えやすい時期です。

・12月～1月の暴飲暴食が続く時期
忙しい年末年始は、胃腸や自律神経に負担がかかりがちです。

・同居の家族の環境の変化が主婦に与えるストレス
同居の家族の環境の変化であっても、主婦にとって大きな精神的ストレスを生むことがあります。

・仕事や行事がひと段落した後
緊張がほぐれた後、体調を崩すことが多いです。

これらの時期に少しでも体の不調を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
当院の施術で心と体を整え、快適な毎日をサポートします！