この記事のまとめ

2年以上続く五十肩で左腕が上がらず、食器洗いや洗濯物干しに加え、40年以上続けてきたフルートの演奏にも支障が出ていた女性の施術事例です。
当院では肩だけでなく、指・手首・腕・肋骨・背骨など、腕を上げる動きやフルートを構える姿勢に関係する身体全体の動きを確認しました。
施術と自宅でのセルフケアを続け、フルートの構え方も見直した結果、最終的にはオーケストラの長い曲を最後まで肩の痛みなく演奏できるようになりました。
Q&A よくあるご質問
Q. 腕が上がらない状態が1年以上続いていても良くなりますか?
A. 1年以上続いている場合でも、整体で身体の動きを確認していく中で、腕の上がり方が変わることはあります。
今回の女性も左腕が上がらない状態が2年以上続いていましたが、施術を重ねる中で『あっ、腕上がるかも!』と感じる変化がありました。
経過した年数だけでなく、現在の肩や腕の動き、日常生活での使い方などを確認することが大切です。
Q. 痛みがなくても腕が上がらないのは五十肩ですか?
A. 痛みがなくても腕が上がりにくいことはありますが、それだけで五十肩とは判断できません。
四十肩や五十肩では、痛みが落ち着いたあとも腕の上げにくさが残ることがあります。
整体では痛みの有無だけでなく、腕がどこまで上がるのか、どの方向へ動かしにくいのかも確認します。
Q. 肩関節周囲炎でも、楽器の練習を続けられますか?
A. 整体を受けながら、肩の状態に合わせて練習量や身体の使い方を調整し、楽器をやめるのではなく、続けられる方法を一緒に探していくのが整体の魅力です。
今回もフルートをやめるのではなく、施術やセルフケアを続けながら練習してもらいました。
Q. 四十肩や五十肩で楽器を演奏するとき、肩に負担をかけない方法はありますか?
A. 楽器を構える位置や姿勢を見直すことで、肩への負担が変わることがあります。
整体でも、肩だけでなく実際に困っている動作まで確認していきます。
Q. 四十肩や五十肩で演奏中に肩が痛くなるとき、どうすればいいですか?
A. 痛みを我慢して演奏を続けず、一度休憩して肩や腕を休ませることが大切です。
整体では肩の動きだけでなく、楽器の構え方や演奏中の身体の使い方も確認します。

なぜ来院されたの?
来院された時点で、左腕が上がらなくなってから2年以上が経過していました。
食器洗いや洗濯物を干すといった家事にも支障があり、さらに困っていたのが、学生時代から40年以上続けているフルートでした。
体調によって差はあるものの、曲を演奏していると、腕が上がらないうえに途中から肩の痛みが強くなってきます。
ご本人の表現では、
『痛みと腕相撲をしているような感覚』
痛みに耐えながら腕を支えるため、次第に演奏姿勢も崩れていたようで、フルートの吹き口へ息をうまく当てられず、音まで不安定でした。
肩が痛いだけではなく、40年以上続けてきた趣味のフルートそのものに影響が出ていたことが、今回の大きな悩みでした。
実際にお話をうかがうと
肩だけを確認して施術を始めたわけではありません。
指や手首、前腕、上腕、肋骨、背骨など、一つずつ動きや反応を確認していきました。
そのたびに、
『こんな場所も関係してるんですね』
と不思議そうにされていたことを覚えています。
人の体は、思っているほどシンプルではありません。
腕を上げるという一つの動作でも、肩だけが単独で動いているわけではなく、手から腕、肋骨や背骨までさまざまな場所が関わっています。
自宅でもセルフケアを続けてもらいながら施術を重ねました。
最初の2~3回は、楽になる場所があれば、また別の場所が気になる。
まさに「痛みと鬼ごっこ」をしているような状態でした。
ところが変化を追っていくうちに、あちこちに感じていたつらさが少しずつ整理され、最後まで長く残ったのが肩の上部と脇が引っ張られるような感覚でした。
痛みを追いかけ続けるというより、痛みの核心部分が少しずつ浮き彫りになっていった印象です。
当院の見立て
今回特に気になったのは、「腕が上がらない」ことと「フルートを吹き続けられない」ことは、同じように見えて少し違うという点でした。
日常生活では、食器洗いや洗濯物を干すために腕を使います。
一方、フルートでは腕を上げるだけでなく、その位置で支えたまま指を動かし、呼吸を続けなければなりません。
しかも、それを演奏のあいだ続けます。
そのため、肩の動く範囲だけではなく、指・手首・前腕・上腕・肋骨・背骨などを含めて、演奏中にどこへ負担が集まっているのかを確認する必要があると考えました。
「腕を上げること」と「上げた腕を使い続けること」。
この両方を見ていくことが、今回のポイントでした。
なぜ肩や腕へ負担が続いていたのか?
今まで恐る恐る腕を動かすことが習慣だったのに
施術を重ねると、腕の上がり方は少しずつ変わってきました。
そして、あるときご本人にも直感的に分かる瞬間が訪れました。
『あっ、腕上がるかも!』
そのときは、次に来院したら早く先生に報告したくてたまらなかったそうです。
また、練習を重ねても最後まで安定して吹くためには、肩の動きだけでなく、フルートのフォームを見直す必要がありました。
そこでお聞きしたのが、
「縄跳びするとき、脇は閉める? それとも開ける?」
という質問です。
フルートとはまったく関係のなさそうな質問なので、ご本人も「また変なことを聞かれた」と思ったそうです。
演奏フォームは脇を閉めるかどうかの問題ではなく、この女性の場合、いつもの構えより少し斜めのポジションでフルートを持ってもらいました。
肩の痛みやフルート演奏が楽になってきた変化
5回目くらいから、フルートの演奏自体はできるようになってきました。
ただ、練習やオーケストラでは長い曲を演奏します。
そこで施術だけでなく、フルートを構える姿勢も、先ほどのように一緒に見直していきました。
いつもの構えより少し斜めのポジションで持ってもらうと、腕への負担が減り、吹き口への息の当たりも安定。
最終的には、オーケストラの長い曲も最後まで肩の痛みなく演奏できるようになりました。
後日、ご本人が他のフルート奏者のブログを読んでいると、構え方について同じような内容が書かれていたそうです。
「あの先生、音楽しないのに当たってた」
そんなふうに思われたそうで、後からこの話を聞かせてくださいました。
肩を施術して腕が上がれば終わりではなく、40年以上続けてきたフルートを、長い曲の最後まで演奏できるところまで一緒に追えたこと。
そこが今回の施術で、わたし自身も特に印象に残っています。
四十肩・五十肩について詳しくはこちら

当院の整体がお役に立ちやすい方
・腕や肩が上がらずに困っている
・五十肩で食器洗いや洗濯物干しがつらい
・腕が上がっても、長く使っていると痛くなる
・痛みはないけど腕が上がらない
・好きな趣味をできるだけ続けながら体を整えたい
今回のように、日常生活だけでなく、楽器や趣味など「これだけは続けたい」という場合でも、お力になれるので安心してください。
医療機関の確認を優先する症状
・転倒や外傷のあとから急に腕が上がらなくなった
・肩に強い腫れや熱感がある
・脱臼や骨折
こうした場合は、まず医療機関で状態を確認してください。
また、通院しながらでも、整体を併用いただくことも可能です。
四十肩や五十肩で腕が上がるまで、どれくらいかかるの?
四十肩や五十肩と言われる肩関節周囲炎は、みなさんが想像している以上に、身体のいろんな場所が関係しています。
そのため、回復のペースは、肩の状態や経過期間、日常生活での負担などによって異なります。
実際にお身体を診させてもらったうえで、初回時にお伝えしています。
不調を繰り返さないための取り組み
この方の場合、腕を上げるだけでなく、フルートを構えた状態で長時間支え続けることが趣味を継続するうえでのお困りごとでした。
そこで施術だけでなく、自宅でのセルフケアやフルートの構え方なども一緒に見直しました。
好きなことをやめるのではなく、「どうすれば続けやすくなるか」を探す。
当院では、こうした生活の中で繰り返される身体の使い方まで確認しています。
医療機関を受診しても、まだお困りの方へ
京田辺市の京田辺セルフコントロールサポート整体院では、痛みのある場所だけでなく、体全体の動きや負担のかかり方を確認するという考えのもと、施術を行っています。
医療機関を受診しても、生活の中でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
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