バランスって、“うまくやる”ことじゃない

「バランスよく生きることが大事」
よく耳にする言葉ですし、誰もが一度は意識したことがあるのではないでしょうか。

 

たとえば…

・仕事とプライベートのバランス
・運動と休養のバランス
・食事のバランス
・感情と理性のバランス

 

バランスの良い朝食

 

こうして並べてみると、
どれも「うまく調整できたら理想的」という感覚があるかもしれません。

でも本当は、バランスとは「うまくやること」ではないのです。

 

たとえば、シーソーのように左右を完璧にそろえようとすると、
少しのズレにも敏感になり、余計に不安定になります。

日常におけるバランスとは、多少の揺れを許容しながらも、全体として崩れない状態を保つこと。

それは「完璧にやること」とはまったく違います。

 

  仕事を頑張りすぎたら、そのぶん週末は何もしないで過ごしてもいい。
  甘いものを食べすぎた日があったら、次の日にちょっと野菜を意識してみる。
  寝不足の日があっても、次の夜にしっかり眠れればそれでリカバリー。

 

こんなふうに、バランスは“平均”でとるものという考え方があると、
ぐっと生きやすくなる
のではないでしょうか。

 

体の使い方も同じです。
同じ姿勢が長く続けば、一時的に逆の動きを入れてあげるだけで、身体はバランスを取り戻そうとします。

無理に姿勢を正そうとしなくても、気づいて動く”ことの積み重ねで、自然と整っていくのです。

  

ちなみに…
「姿勢のクセは、性格のクセかもしれません」という視点でまとめたこちらの記事も、
からだのバランスについて、より深く気づけるヒントになるかもしれません。
 → https://kyotanabeseitai.com/posture-habit-20250520/

 

「うまくやろう」とするほど、
かえってバランスはくずれやすくなる。

「うまくできなくても大丈夫」
そう思える余白が、結果的に全体の安定につながります。

 

バランスとは、調整する力のこと。
整いきった形ではなく、「崩れそうになったときに戻る力」。

だから、多少ぶれても、揺れても、戻れるならそれで充分。

 

“うまくやる”ことにとらわれすぎず、
今日も「ほどよさ」で過ごしてみてください。

 

この記事は、京田辺市の整体院「京田辺セルフコントロールサポート整体院」が、
“頭の整体”によって自律神経のバランスを整え、心と体のごきげんな毎日をサポートするヒントとしてお届けしています。

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