「脳の三銃士」って?ノーカン・ベンケイ・ヒシツくんと暮らす毎日

なんだか気分が落ち着かない。
考えすぎて疲れてしまう。
そんな日々が続いている方へ、今日はちょっとユニークなお話を。

 

わたしたちの“こころ”と“からだ”に影響しているのは、言うまでもなく「脳」。
でも、脳って聞くと…ちょっと難しそうですよね。

 
ところで、前回のこちらの記事はご覧になりましたか?
本能・感情・理性のバランスとは?脳の構造と整体の意外な関係

読んでいただくと、今回の内容がよりスッと入ってくるかもしれません。

 

実は脳の中には、まるで3人のキャラクターが住んでいるかのような仕組みがあります。
今日はそんな3人の仲間たち、「脳の三銃士」をご紹介します。

 

ノーカン:命を守る“本能”の番人

ノーカンが住んでいるのは、脳幹(のうかん)という脳の奥のエリア。
彼の役目はとてもシンプルで、とても大切。

・呼吸を止めない
・心臓を動かす
・危険から逃げる

そんな、生き延びるための最前線を守っているのがノーカンです。
たとえば…

「大声にビクッとする」「お腹がすいてイライラ」
これは、ノーカンの反射的な行動。
考えるよりも早く体を動かすのが得意なのです。

 

ベンケイ:感情をあつかう熱血漢

ベンケイが住んでいるのは、大脳辺縁系
ここは、感情や記憶をつかさどる場所です。

・傷ついた言葉がずっと残る
・楽しい思い出で元気が出る
・不安で眠れなくなる

こうした反応は、ベンケイのしわざ。
心が揺れるとき、ベンケイが大忙しになっているんですね。

たとえば整体の現場でも、
「緊張して肩がこる」「不安で呼吸が浅くなる」
そんな体の変化は、ベンケイが活発になっているサインかもしれません。

 

ヒシツくん:理性的だけど、ちょっと頼りない?

3人目は「ヒシツくん」。
彼は大脳皮質に住んでいて、理性や思考、言語をつかさどります。

・反省する
・予定を立てる
・言葉で考える
・自分をコントロールしようとする

とっても賢くて、現代社会では重宝される存在。
でも、彼は三銃士の中で一番「新入り」なんです。

 

たとえば、夜に甘いものを控えようと思っていたのに…
お腹がすいたノーカンが大騒ぎし、
さらにベンケイが「今日くらい、いいじゃない」とささやいてくる。
するとヒシツくんの声はかき消され…冷蔵庫が開く(笑)

理性で自分をコントロールするのが難しいのは、脳の構造上、自然なことなのです。

 

三銃士とうまく付き合うには?

この3人は、どれが良い・悪いではなく、どれも必要な存在です。
でも、現代人はヒシツくん(理性)に偏りがち。
すると…

・ベンケイは感情をこらえすぎて苦しくなり
・ノーカンは「命の危機かも」と判断して、体に不調を出す

という悪循環が生まれてしまいます。

 

そんなときこそ、「頭の整体」が力を発揮します。

頭は、脳にいちばん近い場所。
三銃士たちのバランスを、体から整えることができる場所でもあるのです。

 

たとえば…

頭がゆるむ → 呼吸が深くなる → 感情が落ち着く → 理性がちゃんと働く

このように、からだから整えることで、
三銃士のチームワークが戻ってくるのです。

 

いつも頑張っているヒシツくんだけでなく、
ベンケイやノーカンの声にも、たまには耳を傾けてあげてくださいね。

 

あなたの中の三人が、仲良く過ごせるように。
当院ではそんなお手伝いをしています。


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この記事は、京田辺市の整体院「セルフコントロールサポート整体院」が、  
“頭の整体”というやさしい施術を通して、ごきげんに暮らすためのヒントとしてお届けしています。
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